ユース・イン・パーマカルチャー 賞

ポジティブな変化を起こしている若者たちを称えて。

今日の若者は明日を拓く未来です!パーマカルチャーをはじめとする、地球を治癒するためのリジェネラティブな慣行を行っている世界中の若者たちの素晴らしい活動を称え、支援する方法として、AEF (Abundant Earth Foundation:豊かな地球基金) はユース・イン・パーマカルチャー賞を主催しています。

今年で4年目を迎えるAEFは、ポジティブな変化を起こしている若者たちを称えるため、Lush Spring Prizeとパートナーシップを組みます。アートを通じた教育プログラムの構築から、困難な地域での事業、アフリカの孤児院での植樹、ハリケーン襲来後の食料確保に至るまで、過去の受賞者は世界各地であらゆる解決策を提供してきました。


2021 Winners

4名の受賞者が賞金1万ポンドを共有 。

受賞者およびその他のファイナリストのリストは以下をご覧ください。

勝者

Malawi Schools Permaculture Clubs (マラウイ・スクール・パーマカルチャー・クラブ)

マラウイ・スクール・パーマカルチャー・クラブ(MSPC)では、マラウイ北部の先生たちに訓練を提供して、学校の放課後活動としてパーマカルチャー・クラブを運営しています。クラブを通して、生徒たちはパーマカルチャーの概念やスキルを学んだうえで、学校の農場でポリカルチャーによる複合的な農場を実践し、土地に根差した農作物を育てることができます。

開業6年を迎えた現在、MSPCと協同する学校は22校に増え、参加者の数は2千人、訓練を受けた先生の数は120人以上になりました。MSPCは講義セットを開発して先生たちに訓練を行なってツールや種子といった基本的な情報を提供し、学校の開校を援助する一方で、プロジェクトに関わるコミュニティの人々の知識を増やす活動も行っています。

また、提携プログラムの立ち上げ準備中で、他地域のNGOを援助して、パーマカルチャー・クラブや先生の支援ネットワークを作ろうとしています。他にも、パーマカルチャー評価ツールキット(PET)の実験的プロジェクトも実施しており、テスト運営を支援して草の根パーマカルチャー・プログラムの影響力の査定を行なったり、さらに規模の大きなパーマカルチャーの動向についてインパクト分析やアクセス可能なツールの正確性を向上させたりしています。

  • 2021
  • Youth In Permaculture Award

勝者

Sacha Kuyrana Maltakuna – Young Kichwa Defenders of the Forest

エクアドルのサチャワイサは、アマゾンの熱帯雨林とアンデス山脈の麓が標高900メートルで交わる美しい丘陵地にあります。

このコミュニティでは住民自らが組織だって、ケチュア文化や森林の再生に向けて、誠実に、積極的に、そして透明性をもって取り組んでいます。スペインによる植民地化で、ケチュアの人々や風習、地域の熱帯雨林が手荒く扱われた結果、ケチュアの文化や森林はほぼ壊滅状態となりました。

サチャ・キラナ・マルタクナ- ケチュア青年森林愛護隊では1ヘクタールの土地を買い、地元の材料を使って簡単な事務所を建て、代々受け継がれてきた家庭菜園をデザインおよび運営する計画を立てています。そこでは何十種類もの果物やナッツ、ヤシ、薬木、堅木を育てる予定で、土壌改良に役立つ伝統的な草木や、熱帯雨林で採った食用キノコなど短周期の植物や菌類も育てていきます。

ケチュワのベジタリアンレシピ本をオンラインで作成し、伝統的な料理やレシピを数多く紹介して、地域の若者と共有していきます。

若者たちは、企画者や参加者としてプロジェクトに関わっていくほか、価値やプロジェクト、そして周辺地域のために取り組みを効果的に広げる方法について、祖父母(年長者)にアドバイスを求めていきます。

  • 2021
  • Youth In Permaculture Award
Photo: Sacha Kuyrana Maltakuna – Young Kichwa Defenders of the Forest

プロジェクト情報

勝者

SCOPE Kenya

2014年に設立されたSCOPE Kenya(Schools and Colleges Permaculture Program)は、学校やコミュニティでのパーマカルチャー / 農業生態学教育を促進する地域の能力開発およびネットワーキング・ディベロップメントを行う組織です。

これらの活動を通じて、持続可能な土地利用について育成し、現在および次世代に利益をもたらすために、食料生産、収入創出、生物多様性を守るための生態系の回復と回復力を強化します。SCOPE Kenyaは、サステナブル・ディベロップメントや天然資材のマネジメントを学ぶ学内外の若者をあつめ、自然と文化に触れさせる機会を作りました。

SCOPE Kenyaは、生徒や教師、保護者、地域の指導者、周辺のコミュニティと協力することを含み、ホリスティック・ディベロップメントのアプローチを取り入れています。彼らは統合土地利用設計ツールを使用してパーマカルチャー / 農業生態学の実践を使用し、劣化した土地を再設計し、保全システムを備えたより環境に優しい生産的な景観への変換を促進します。

“彼らの業績は次のとおりです:
16の学校でのプロセスの紹介。パーマカルチャー/農業生態学の20人の現場スタッフと27人の学校教師を訓練。 12のパーマカルチャーモデルスクールの設立を促進し、彼らが彼ら自身の給餌プログラムを支援するためにヘルシーな食品を生産できるようにする。現場スタッフが若者を育成するために使用する農業生態学トレーニングガイドを開発する。”

  • 2021
  • Youth In Permaculture Award
Photo: SCOPE Kenya

プロジェクト情報

勝者

平和を求める気候アクション教育(E4CAP)

平和を求める気候アクション教育(E4CAP)は、不利益な気候変動と闘うため、そしてマレーシアで主要な教育へのアクセスを持たず、合法的に仕事をすることができない難民と無国籍のティーンエイジャーや若者達に持続可能な生きた教育と生計手段の準備に向けたトレーニングを提供するため、2019年10月に設立されました。E4CAPは、ペナン開発公社(PDC)を離職した元職員にティーンエイジャーの難民を含めたコラボレーションです。後者は、Teens4CAPイニシアチブを先導しています。

2019年以降、E4CAPは次の取り組みを組織し、サポートしました。
・パーマカルチャー入門ワークショップ(3回)
・Teens4CAP 「都市のエコな食用ガーデニングオンラインコース」(6回)
・世界土壌デー&世界環境デーを祝うマレーシアのティーンエイジャーの祭典
・ティーンエイジャーを対象とした世界土壌デーアワード
・持続可能な生活についての3カ月間の職業インターシップ(3回)
・UCSI大学リビングラボのための「菜園からテーブルへ」と題するクッキングビデオシリーズ
・UCSIリビングラボのための農産物と種子の販売に向けたeコマース
・難民センターとシングルマザー難民家族20世帯への野菜の提供
・低所得70世帯への初心者用野菜鉢の提供
・特別支援児童の学校であるAlzheimerセンターとUCSIの大学とカレッジにおける食用ガーデンの設計と整備

  • 2021
  • Youth In Permaculture Award


Also short-listed

Extinction Rebellion Youth Solidarity (絶滅に抵抗する青年連帯) – XR Youth

XR Youthは、積極的に連帯を実践する若者主導の環境団体として、解放を求めて取り組みを行っています。 先住民や地元の地域社会と連帯して、白人至上主義、ヘテロ家父長制の支配、帝国主義、種差別、あらゆる形態の抑圧に抵抗しています。

XR Youthは、連帯をベースにして若者を動員するべく協働した結果誕生しました。 アクションを考え出したり、イベントやキャンペーンを行なったりしています。この団体の取組は、抑圧的な考え方と決別し、非暴力を具体化する方法を学びながら、どう生きるか、抵抗していくかという質問に対する答えなのです。

XR Youthが作り出した場やきっかけとして以下があります。

  • 草の根教育者とマサイ族指導者と共に教育および環境保護主義における脱植民地化を模索。
  • インペリアル・カレッジ・ロンドンでの5日間の教育イベントに協力し、脱植民地化、脱炭素化、民主化を呼びかけ。
  • ムブヤ族コミュニティを支援するブラジルの画期的な土地権利訴訟に影響を与え、裁判官宛ての公開書簡を企画。
  • Extinction Rebellion UKにおいて、気候危機は人種差別的な危機であることを提示し周知。
  • アフリカとアブヤヤラの先住民と地域コミュニティのリーダー5人とともに『保全の未来:COP26とそれ以降』を編成。
  • 2021
  • Youth In Permaculture Award

RE-PEAT

泥炭地(ピートランド)は、世界で最も大きな陸上の炭素貯蔵庫であるため、これが劣化すると大量の炭素が排出されます(人間がもたらす世界排出量の5%)。しかし泥炭地が特別なのは、炭素パワー以外にも理由があります。

若者主導のグループ「リ・ピート」では、泥炭地が環境や気候の保全の極めて重要な存在であるべきと捉えています。また、泥炭地について議論することで、社会正義、健康、経済、言語、歴史といった他の関連トピックについても画期的な視点を打ち出せると考えています。

欧州全体に拠点を置くリ・ピートの取り組みは主に、教育、連携、新たなイメージの創造という3つの方針に沿っています。

取り組みではたとえば、小さな頃から意識を高めるために、小学校での教育プログラムを開発しています。このプログラムは、拡大可能な試験的事業としてアイルランドで始まりますが、次年度はさらに多くの学校で立ち上げたいと考えています。また、欧州議会議員による共通農業政策の決定前に、泥炭地に関する思いや体験を綴った文章や芸術を欧州全体から集めて、EUピート・アンソロジーにまとめました。イベントでは、24時間にわたるグローバル・ピートフェスティバルを2回開催し、合計で80を超えるオンラインでの講演やセッションが行われました。ウェビナーは10回シリーズで企画しており、ここではグラスゴーで行われる国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)や、第22回世界土壌科学会議(WCSS22)に先立って勢いをつけるために、英国の泥炭地を重点的に取り上げています。

今後5年間で、泥炭地の国際的な青年ネットワークを構築し、より大胆な泥炭地政策に向けて働きかけるとともに、声が届きにくい人々の意見を広く発信していくよう取り組んでいきたいと考えています。

  • 2021
  • Youth In Permaculture Award
Photo: RE-PEAT

プロジェクト情報