ダジョペン廃棄物管理プロジェクトはコミュニティベースの団体で、ケニアのキタレの人々によって結成されました。彼らの使命は市の環境の浄化を支援することで、自治体から排出される固形廃棄物をリユース・リサイクルすることで市内のスラム街の居住者や小規模農家が利益を得られるようにすると同時に、食の安全性を強化するために、付加価値のある有機肥料を作って農家に供給しています。
プロジェクトはこれまでに、16万5千人以上に廃棄物管理やオーガニック農法に関する訓練を、8つの地域団体に多種多様なリサイクル製品を製造するための訓練を提供してきました。プロジェクト事業に含まれるのは、有機性の生分解性廃棄物の堆肥化、乾燥した木の葉やパルプ紙を用いた固形燃料の製造、金属くずを使用した簡単なトウモロコシ処理機の製造などで、小規農家の支援、特に家庭でほとんどの雑事を担う女性を支援しています。プロジェクトは、次から次へと生じる廃棄物の新たなる利用を支援することで、実現可能な事業を創出しています。
ウガンダ(ケニアの隣国)からは市民団体の指導者がプロジェクトに派遣され、廃棄物管理について学んでいます。