Auletta Casa Mia

Auletta Casa Miaは南イタリア・サレルノ県の社会的に疎外された地域に住む若者たちによる、2014年に設立されたプロジェクトです。この地域は毒性廃棄物の違法投棄(有害な廃棄物が無害だと偽られ、この地域に不法投棄されること)やそれに関連する訴訟などの課題に直面しており、加えて現在では、未開の土地を採掘ガス事業目的で利用しようと狙う投機的事業の脅威にも曝されています。

こういった脅威に対応すべく、相互主義や積極的な市民活動から着想を得たプロセスを通じて、土壌や大気、水、そして生物多様性といった共通の資源を守るためにAuletta Casa Miaは設立されました。このプロジェクト委員会はトランスフェミニストのメンバーやエコロジー的アプローチの導入と共に、参加型および集会ベースの手法を採用しています。

これまで行われた活動は以下の通りです:

  • 公開集会、抗議、コミュニティミーティング
  • コミュニティガーデンなどの再生型プロジェクト
  • ポピュラーシアター(大衆映画館)、コミュニティシネマ
  • リサイクルおよび再利用、そして物々交換ワークショップ
  • 街の清掃を行うエコロジカルウォーク

Auletta Casa Miaは設立から6カ月のうちに、提案されていたガス・メタンプラントの大規模建設の阻止に成功し、反マフィア調査始動の引き金となりました。18歳未満の25名以上の若者の参加を促し、現在ではその若者らが様々な地域活動に参加、その運営に従事しています。

Auletta Casa Miaはこうしたリジェネレーションの旅を続けることを目指しており、過疎化した地域がアグロエコロジーやパーマカルチャー、アート、文化、エコロジーを統合した包括的実践に基づく、新たな市民経済に向けた種を蒔く場所になり得ると信じています。

  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Auletta Casa Mia

プロジェクト情報