Beejvan

勝者

Beejvanは、インドのマハーラーシュトラ州カルジャットの部族村カナンドに住む農民が主導しているコミュニティベースのイニシアチブです。このイニシアチブの名称に含まれるBeejは「種」、Vanは「森」を意味します。種は生命の象徴、森は生命を育む空間であると考えられています。

農業コミュニティであるBeejvanは、パーマカルチャーの3つの基本理念(アースケア、ピープルケア、フェアシェア)を推進することを目的としています。種子保存や再生・生活に関するプロジェクトを通じて、食料安全保障と栄養の改善に努めています。カルジャットに住むThakarsは、代々薬草医兼ヒーラーとして活躍してきました。Khanandは100世帯を持ち、その人口は500人です。丘陵地や河川敷で耕作し、小規模な林産物を生活の糧とする小規模な零細農家です。ここ20年にわたり都市化が進む中で、伝統的な知恵や文化遺産の喪失という代償を払ってきました。 これが、終わりのない貧困の連鎖を招いているのです。

20年ぶりにカルジャットに戻った創業者たちは、近代的な農法と森林伐採によって子どもの頃に大好きだった場所の土壌が枯渇し作物が育たなくなっているのを目の当たりにしました。この経験からBeejvanのアイデアが生まれたのです。

ビジョンの中心は、樹木を使った農業、種の保存、複数の生計手段の確立、農民の食料/栄養の確保といった慣行を取り戻すことです。 村を生物多様性ホットスポットに変えて現実的な方法で気候危機に対応するために、現地で拡張性のあるソリューションを生み出したいと考えています。また、地域レベルでは健康や不平等への取り組みも行っています。 2024年までにコミュニティで初となる苗床を作り、2025年までに在来種のシードバンクを構築することを目標としています。

  • 2023
  • Intentional Projects

プロジェクト情報