英国サマセット州バース市を拠点とするMiddle Ground Growers は、小規模でリジェネラティブな栽培のための実行可能な経済的・生態学的モデルを開発しました。チームは低所得コミュニティの出身者で構成されており、プロジェクトは富の不平等を背景に活動しています。
農場で栄養のクローズドループを作ることは、地域経済で富のクローズドループを作るのと同じであると見なしています。どちらも人々と土地のウェルビーイングに恩恵をもたらします。
Middle Ground Growersは15.5エーカー分の元気な農場を有しており、そこから200以上の世帯に新鮮な有機食品を提供しています。助成金対象もしくは無料の野菜セットを、毎週最大10箱分提供することを目指しています。
この取り組みを拡大して、英国で初めてのスライド制の地域版Community Supported Agriculture (CSA) ネットワークを発展させることで、現在のように新鮮で健康な食料を、全てのコミュニティに対して、手頃な価格で、また公平かつリジェネラティブな方法で、提供できるようになることを願っています。
農業への周期的かつ循環的なアプローチも開発しています。たとえば、雑木林から出るラミアルチップウッドを農場の堆肥の燃料にできないか検討しています。また敷地内の天然の湧き水を利用するシステムを開発しています。これをポンプで作物に送れば、作物は水を溜めたのち、徐々に果樹園や湿地に排出し、最終的には水源に戻してくれます。