NGO Permaculture in Ukraineはウクライナ全土でパーマカルチャーセンターのネットワークを取りまとめ、トレーニングやイベント、教育リソースを提供すると共に、国内避難民(IDP)や退役軍人も利用できるよう、支援しています。
この団体は2011年にウクライナで初めてのパーマカルチャーデザインコース(PDC)が開催された後に設立され、以降、毎年少なくとも1回のPDCを開催し、弱い立場にある集団がトレーニングを受けられるよう、資金調達を積極的に行っています。
2022年の全面的な侵攻後、団体の焦点は以下のように拡大されました:
・避難民の受け入れ
・食料安全保障の向上
・軍事被害を受けた土壌の再生研究
・トラウマのリハビリテーションやコミュニティ再建のツールとしてガーデニングを活用
14のパーマカルチャーセンターはトレーニングに加え、IDPや戦争を理由に放棄された動物のためのシェルターや、子どもや大人を対象にしたリハビリテーションも提供しています。また、団体のデザイナーたちは障害をもつ人々のための学校や住宅を含む、共同社会プロジェクトにも携わっています。空襲や停電が続く状況にも関わらず、NGO Permaculture Ukraineは2024年9月、キエフにある植物園で2日間のパーマカルチャーフェスティバルを成功させ、100名の参加者が再生活動の最前線で活躍する実践家たちと交流することができました。
NGO Permaculture Ukraineはウクライナの持続可能な生活と変革のために、ウクライナの人々へのエンパワメントに取り組んでいます。積極的なソーシャルメディア活用やエコビレッジ、廃棄物ゼロネットワーク、その他のエコロジー運動との協働を通じて、その影響力をさらに拡大し、ウクライナの再生のためにパーマカルチャーの原則を採用するよう、ますます多くの人々に影響を与えています。