2001年以降、パーマティル・プロジェクトは、コミュニティ主体のパーマカルチャー・プロジェクトを通して人々に力を与える中で、東ティモールに差し迫って必要なのは、文化や伝統的知識の強化だけでなく、自然環境の再生やサステイナブルな生活、レジリエントなコミュニティの創成であるという認識を持ちました。
パーマティルの事業には、以下の内容が含まれています。
- 東ティモール全域のコミュニティに向けて、パーマカルチャー・プロジェクトの企画及び実行。
- 将来の訓練実施者の育成。NGOや政府の職員、コミュニティのリーダーや現地の農家等に向けて、治水や土壌保全、農業生態学、アグロフォレストリー(森林農法)、養殖、オーガニック農法について訓練を実施。
- 全国の農家のための食料主権に関するネットワーク設立。
- 水質改善・保全プロジェクトにより、174のコミュニティにおいて水源を回復して、地上での貯水を実現。
- ティモールの教育資源を製作。2008年以降、東ティモールより、読み物・映画・ポスター・パーマカルチャーに関するガイドブックなどを提供。
- 2018年、熱帯地方のためのパーマカルチャー・ガイドブックを製作。オンラインでアクセス可能、「ペイ・ワット・ユー・キャン」方式。
- 学校の農場でのパーマカルチャー・プログラムに協力。国立小学校のカリキュラムにて、世界初の試み。
- 政府、民間企業及びコミュニティに、パーマカルチャーを基盤とした変革を提唱。
パーマティルが望んでいるのは、事業に対する認識を地域で深めること、そして、支援の影響を受けた他のグループが、パーマカルチャーの利点を見出して関わりを持つようになることです。学校の農場や治水、植林、若者たちの活動プロジェクトを通して、将来的なプロジェクトのため同じような団体との連携を始めています。