Regenar Development Initiative

Regenar Development Initiativeはリジェネラティブ開発およびリジェネラティブデザインのコースに含まれるビジョン構築セッションから生まれました。

創設者たちは再生型の、リジェネラティブな未来における空間を想像するべくこの取り組みに招かれました。Kiwaatuleは湿地帯を豊かにする人間の存在と、人間の豊かにする湿地の存在が共存する、緑豊かな都市回廊として構想されたものです。Regenar Development Initiativeは土地の分割利用によって30以上もの湿地帯が消滅の危機に陥っているというカンパラの現状に対して、代替案を提供するために誕生しました。

設立以来、以下のような活動に取り組んできました:

  • 300名以上の住民が参加した連帯のための地域対話を11回実施
  • 17名の土地所有者と個別に会話し、そのうち15名が土地の共同管理に対して前向きな姿勢を示しました。
  • Kiwaatuleの本質や”Obuntu Living Drum”としての潜在的可能性を明らかにする初の「空間の物語(Story-of-Place)」を作成。この物語は、生物地域生態系の修復と更新の物語を響き渡らせ、再生型都市の未来、空間における霊的な守護、そしてコミュニティ主導の生態系管理に関する未来予想図を世界に向けて提示しています。

主な学びとして、土地所有者は土地統合による再生のもつ潜在的価値の向上に期待しているものの、安定した所有権と透明性のあるガバナンスに関する保証を必要としていることが明らかになりました。また、団体は先住民の哲学Obuntu(ウブントゥ)を中心に据えることが、コミュニティの結びつきを再び強めるといった住民の願いに深く共鳴することも発見しました。

Regenar Development Initiativeの将来計画には以下の通りです:

  • 意欲的な土地所有者を集め、共通目的に沿った協働ガバナンスのフレームワークを共創するワークショップを開催
  • 国土省、環境管理機関、カンパラ市当局と共に、ビジョンを政策的枠組みに統合するためのセッションを実施
  • Kiwaatuleの230エーカーの土地を再生するために、土地所有者、政府機関、学者、インパクト投資家の興味を引き、コミットメントを促す土地利用ゲームを開発するための基盤を構築。その後、Nalubaagaバイオリージョンの約1000エーカー全体へ、最終的にはカンパラの湿地バイオリージョン全体へと拡大予定。
  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Regenar Development Initiative

プロジェクト情報