Habiba Community (ハビバ・コミュニティ)

Habiba Communityは、エジプトのシナイ半島を拠点とするボトムアップの取り組みです。2019年にEcosystem Restoration Camps (ERC) 運動に参加し、今では南シナイでのリジェネラティブで持続可能な開発モデルを促すこの運動に参加する多くの組織のひとつとなっています。

Habibaは最終的にシナイ砂漠を再緑化することを目指しています。南シナイ地域を回復させようとするHabibaの取り組みは、この半島全体を回復させるべく進行中の国際的な取り組みと一致しています。ここは何千年も前、生命と生物多様性の豊かな森林に覆われた地域だったのです。包摂性を実現し、地元の市場への公平なアクセスを持つ75の農場(うち48はベドウィン族が所有)から成るネットワークを築き上げ、すべての人に平等な機会を提供してウェルビーイングを保証することで、この開発モデルは、人々の意識に変化を与えました。

Habibaは、パーマカルチャーや自然システム回復に関する教育と取り組みを、地域のベドウィン族との協力という目標と組み合わせています。ERCの目標である、個人の健康とウェルビーイングのための環境回復とリジェネラティブな慣行をテーマにした教育プログラムの提供も支持しています。

これまでの活動:

  • リジェネラティブな農業技術の導入
  • 浸食を食い止める
  • 更なる砂漠化の回避
  • 健全な生態系に基づいて、地域の生活を再建

Habibaの主要な資産は、砂漠におけるリジェネラティブな有機農場です。 ここでは、持続可能な農業技術と実験に、最先端の手法を取り入れています。この農場は、食品の生産方法を変化させています。また地域社会のコラボレーションが行われる国際的な知識のハブともなっています。

Habibaは現在、海辺の町ヌウェイバにて、気候変動へのレジリエンスを持つ地域社会作りに取り組んでいます。

  • 2023
  • Permaculture Magazine Award
Photo: Habiba Community (ハビバ・コミュニティ)

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