マラウイ・スクール・パーマカルチャー・クラブ(MSPC)では、マラウイ北部の先生たちに訓練を提供して、学校の放課後活動としてパーマカルチャー・クラブを運営しています。クラブを通して、生徒たちはパーマカルチャーの概念やスキルを学んだうえで、学校の農場でポリカルチャーによる複合的な農場を実践し、土地に根差した農作物を育てることができます。
開業6年を迎えた現在、MSPCと協同する学校は22校に増え、参加者の数は2千人、訓練を受けた先生の数は120人以上になりました。MSPCは講義セットを開発して先生たちに訓練を行なってツールや種子といった基本的な情報を提供し、学校の開校を援助する一方で、プロジェクトに関わるコミュニティの人々の知識を増やす活動も行っています。
また、提携プログラムの立ち上げ準備中で、他地域のNGOを援助して、パーマカルチャー・クラブや先生の支援ネットワークを作ろうとしています。他にも、パーマカルチャー評価ツールキット(PET)の実験的プロジェクトも実施しており、テスト運営を支援して草の根パーマカルチャー・プログラムの影響力の査定を行なったり、さらに規模の大きなパーマカルチャーの動向についてインパクト分析やアクセス可能なツールの正確性を向上させたりしています。