Mycorama

勝者

このプロジェクトは、ギリシャのSeliánaにあるRe-Green Permaculture Farm and EcoCulture Centreで開催されたコミュニティグループの集会で生まれました。そこではコミュニティのメンバーが集まり、食料主権と収入源の多角化を支援する方法について話し合ったことがはじまりです。

このプロジェクトは「傷ついた地球のシステムを修復し、動物たちの苦しみを軽減し、人間の健康をサポートするための菌類が持つ無限の可能性」をテーマとしています。このプロジェクトにおいて、キノコは地球の栄養再循環に役立つ存在であると考えています。キノコから再生と循環の生き方について多くのことを学べるのです。

まず原木でヒラタケやシイタケを栽培することから始め、その後ヤマブシタケやレイシの栽培へと移行していきました。また、現地で大きな汚染問題となっているプラスチック製のタバコの吸殻を菌糸体で分解する手法を考えています。そして、レイシからリジェネラティブで完全循環型の製品を作る方法も研究しています。 これまでのところ、レイシからランプシェードのプロトタイプを作ることに成功しています。

Mycoramaの今後の計画:

  • 研究の目的に沿っていて、適切な植菌・栽培装置を備えた菌類研究所を1年以内に開設すること。
  • 菌類に関する分野において、トレーニングや他の市民科学者との知識交換の場を生み出すことに投資すること。
    ギリシャで菌類の栽培や産業を促進していくこと。
  • 菌糸体を活用して、完全循環型社会実現の可能性を模索していくこと。
  • ギリシャでは化石燃料を大量に消費するプラスチックの使用が主流だが、その代替となるような菌糸体を活用した家庭用品を開発していくこと。
  • 一人当たりの肉消費量が世界第5位であるギリシャで、キノコの代替肉としての可能性を検討していくこと。
  • 2023
  • Intentional Projects

プロジェクト情報