Regen X

地球の危機を食い止め、その流れを逆行までさせるのに最も速く効果的な方法は、地域に密着した生態系の知識を通じて、自然環境を保護および再構築することであると、リジェネXでは考えています。この団体は、エコシステムのレジリエンス構築を目指しています。コンクリート化の恐れがある土地で、持続可能かつ再生型の共同体経済を確立することで、この目標を実現していきます。

リジェネXが出した答えは、エコ建築やサービスコミュニティ協同組合、エコシステムの再生を中心とした枠組みです。世界中に存在する脆いエコシステムの中で、私有地の不動産開発を行う際に、実行可能な代替策として、このアイディアを打ち出しています。

モデル案では、先住コミュニティや生態学専門家との提携を通じて、原生地の40~60%を優先的に残します。残りの土地で居住地を作り、そこではヴァナキュラー建築および、自然に根差したインフラやテクノロジーを組み合わせ、自給自足を支えます。

このような生活システムは、何世代にもわたりそこに暮らしてきた地元コミュニティが共同で所有しますが、詳細で十分な情報に基づいた形で地域の同意を得た上で、外部者も加わることができます。この受託ベースのモデルは生態系を守るだけでなく、古くから地域を守る人々の間に、信頼感や当事者意識を再構築するものです。

  • 2021
  • Intentional Projects
Photo: Regen X

プロジェクト情報