The Ecosystem Carbon Conservation

The Ecosystem Carbon Conservation (TECC)はコロンビアの高山泥炭地やその他の戦略的な生態系の修復、保全、持続可能な管理に尽力する革新的な団体です。

科学やコミュニティエンゲージメント、気候アクションが交差する領域で活動し、気候変動や水不足、生物多様性の喪失といった緊急の環境課題に取り組んでいます。

以下を実現させるために、拡大可能で自然に根ざしたソリューションを創出するというミッションを掲げています:

  • 炭素排出量の削減
  • 水循環の調節機能の向上
  • 泥炭地の豊かな生物多様性の保護

設立以降、TECCは様々なプロジェクトを開発・実施してきましたが、特に「Turberas para el Futuro (未来の泥炭地) 」はコロンビアのパラモ・アルモルサデロ地域にある泥炭地の修復と保全に向けた先駆的な取り組みでした。現地の欠かすことのできない重要な生態系およびカーボンシンク(炭素吸収源)は、農業利用の拡大や土壌劣化といった脅威に晒されています。

TECCはアンデスコンドルやバージニアフクロウといった種を含む、この地域の生物多様性にとって長く守護者であり続けてきたクルス・リベラ―(Cruz Rivera)家をはじめとする現地のコミュニティと密接に協力しています。TECCは現地のコミュニティを研究や保全活動対象としてではなく、パートナーとして捉えています。こういったアプローチは科学の脱植民地化を促進し、平等な知識共有を推進する一助となっています。また、コミュニティのメンバーが積極的に修復活動に参加できるよう、持続可能な土地管理実践に焦点を当てたトレーニングプログラム開発を目指しています。

 

  • 2025
  • Young Projects
Photo: The Ecosystem Carbon Conservation

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