Spring Prizeについて

Lush Spring Prizeは隔年開催で、200,000ポンド以上(約3,900万円)の賞金とその他支援を提供し、地球上のダメージを負ったシステムの修復に取り組むキャパシティを築き上げることを狙いとしています。

これはLush CosmeticsとEthical Consumer Research Associationとの共同事業です。両方の組織によってプロジェクトの開発および調整が進められ、そのプロセスに参加する人々からのフィードバックをまとめています。これに含まれるのは、応募者/応募団体、最終選考に残ったプロジェクトやプライズ受賞者、意思決定ポジションに居る人々、イベント参加者、パートナーメディア、コラボレーションプライズパートナー(Be The Earth FoundationやPermaculture Magazine等の、各賞のために支援や連携、資金提供を行っている団体)などです。

 
2017年の創設以来、Lush Spring Prizeは5回開催されました。これまでに:

  • 1,000件以上もの応募を受理、審査してきました。
  • 世界各地で行われている67件のリジェネラティブ・プロジェクトに、1,055,500ポンド(約2億500万円)を分配してきました。
  • 受賞者やその他の人々と協働して、リジェネレーションというテーマについて学びを深めるための共同学習イベントを5回開催しました。
  • プロジェクトの代表者が国内外で開催される戦略的イベントへの参加するにあたっての視察をサポートし、資金提供を行いました。
  • 姉妹団体が2つ生まれました。一つは「Regenerosity 」で、もう一つは「Re-Alliance 」です。
  • 5ヵ年レビューを完了させました。

 
結果的に、リジェネレーションというコンセプトを様々な文脈で、且つ複数の言語を用いて探求するストーリーや受賞者、最終選考に残るプロジェクトの顔ぶれは多様なものへと変化を遂げました。

 

 

「Lush Spring Prizeのルーツは、リジェネレーションというテーマにまつわる一貫性や整合性を持たせることにありました。Lush Spring Prizeが成し遂げたことは、様々な活動に取り組む人々を集めて”リジェネレーションとは何か”という問いに対する答えを、実際のアクションのなかで見つけられたこと。また、Lush Spring Prize 2025が提供してきたその他の要素としては、アクセシビリティと参加のしやすさ、そして草の根的団体のためのグローバルなプラットフォームが挙げられます。

資金提供側と話すたびに私が一層強く実感しているのは、草の根団体や実際の活動現場にはほとんど資金が届いていないという事実です。Lush Spring Prizeのスペシャルな点は、草の根的団体やグループの活動を支援するために無制限の資金提供を実施しているという点です。」

ルース・アンドラーデ

 
 

 

なぜ、Spring Prizeを設立したのでしょう?

これまで以上に、人々は生態学的および社会的リジェネレーションがどのようなものなのか、その実例を求めています。暴力と破壊が当たり前とされる支配的な文化が前面に出ている世界では、ポジティブな代替案や他の選択肢にはどういったものがあるのかを、人々は実際に目にする必要があるのです。Lush Spring Prizeに何千もの応募が寄せられることから、リジェネラティブな代替案や選択肢が確かに世界に存在しており、そういった活動を称える必要があることは明らかです。

“Spring Prizeでは自然や互いとの調和のなかで繁栄するためのコミュニティや社会としてのキャパシティを高めている、世界各地のプロジェクトに光を当て、積極的な支援を届けることを目指しています。また、衰退(ディジェネレーション)の支配的な文化に対する代替案や選択肢を創り上げるためのリソース、情報、およびスキルへのアクセスを増やすことを目指しています。とてもシンプルで:

 

人間は、これまで搾取をしすぎました。

一つのゴールの達成のために、別の何かを犠牲にした、勝ち負けの状況があまりに多いのです。例えば、短期的な利益の追求によって、長期に渡る存続が妨げられるケース、経済成長の裏側で環境破壊が進むこと、または誰かを傷つけることで誰かが利益を得ている状況などがあります。

 

これらのシステム全体に着目する必要があります。

私たちの幸福は、健全な自然、社会の仕組み、またそれらの相互関係に深く関係しています。持ちつ持たれつだからこそ、その全てがうまく行くように調整することができます。

 

私たちは、「サステナビリティ」より先に進む必要があります。

「サステナビリティ」という言葉は、「いつも通りのビジネス」を継続し、不平等を維持する状況を説明する言葉として、20年以上に渡って使われ続けてきました。私たちには、破壊された環境やコミュニティを再生、回復させることができる暮らしが必要なのです。

 

あなたのプロジェクトは、対象となるでしょうか?

あらゆる仕組みを健全化するために貢献している、プロジェクトを探しています。

詳しくはこちらから。