エスタブリッシュド・プロジェクト賞

このプライズは、五年以上に渡っての実績のあるコミュニティグループ、団体、ネットワーク、企業が対象です。

私たちは、さらに多くの人々が再生のムーブメントに関われるように人々をインスパイアし、活動の輪を広げることに賞金が活用されることを期待しています。


2021 受賞者

2名の受賞者が賞金5万ポンドを共有 。

受賞者およびその他のファイナリストのリストは以下をご覧ください。

勝者

Instituto Mesoamericano de Permacultura (IMAP)

インスティチュート・メソアメリカーノ・デ・パーマカルチュラ(IMAP)は、2000年、サン・ルカス・トリマンのアティトラン湖畔、マヤ人が居住するグアテマラ高地で始まりました。

IMAPはマヤ人のカクチケル族のグループが設立したもので、彼らの願いは、土地に自生する種子やパーマカルチャー、民族に根付いた伝統的な知識や教育を活かして社会に癒しを与えることです。この地では36年ものあいだ内戦が繰り広げられ、何百ものコミュニティが根絶し、何百万もの人々が地を去り、自らの文化や先祖伝来の教えを引き継ぐことを断念させられました。

IMAPは、湖畔盆地のみならず、メソアメリカ地域全体の先住民コミュニティが苦しめられている貧困や栄養失調に、総合的に取り組むために創設されました。先住民族は戦争の間、不当に権利を侵害され、さらに、それに続く平和条約締結によって多くを奪われました。IMAPの事業は、コミュニティに土地や種子を与え、パーマカルチャーに関する優良な教育を施すことに注力しています。

IMAPは、すでに1万以上の小規模農家に、農業生態学の基本原則や野生種の保存に関する訓練を提供しており、コミュニティがさらに気候の変動性に適応して栄養失調に打ち勝つことができるよう、食料主権を推し進めて地方市場を強化しています。

  • 2021
  • Established Projects
Photo: Instituto Mesoamericano de Permacultura (IMAP)

プロジェクト情報

勝者

Permatil (パーマティル)

2001年以降、パーマティル・プロジェクトは、コミュニティ主体のパーマカルチャー・プロジェクトを通して人々に力を与える中で、東ティモールに差し迫って必要なのは、文化や伝統的知識の強化だけでなく、自然環境の再生やサステイナブルな生活、レジリエントなコミュニティの創成であるという認識を持ちました。

パーマティルの事業には、以下の内容が含まれています。

  • 東ティモール全域のコミュニティに向けて、パーマカルチャー・プロジェクトの企画及び実行。
  • 将来の訓練実施者の育成。NGOや政府の職員、コミュニティのリーダーや現地の農家等に向けて、治水や土壌保全、農業生態学、アグロフォレストリー(森林農法)、養殖、オーガニック農法について訓練を実施。
  • 全国の農家のための食料主権に関するネットワーク設立。
  • 水質改善・保全プロジェクトにより、174のコミュニティにおいて水源を回復して、地上での貯水を実現。
  • ティモールの教育資源を製作。2008年以降、東ティモールより、読み物・映画・ポスター・パーマカルチャーに関するガイドブックなどを提供。
  • 2018年、熱帯地方のためのパーマカルチャー・ガイドブックを製作。オンラインでアクセス可能、「ペイ・ワット・ユー・キャン」方式。
  • 学校の農場でのパーマカルチャー・プログラムに協力。国立小学校のカリキュラムにて、世界初の試み。
  • 政府、民間企業及びコミュニティに、パーマカルチャーを基盤とした変革を提唱。

パーマティルが望んでいるのは、事業に対する認識を地域で深めること、そして、支援の影響を受けた他のグループが、パーマカルチャーの利点を見出して関わりを持つようになることです。学校の農場や治水、植林、若者たちの活動プロジェクトを通して、将来的なプロジェクトのため同じような団体との連携を始めています。

  • 2021
  • Established Projects
Photo: Permatil (パーマティル)

プロジェクト情報


Also short-listed

Al Balqa (アイ・バルクア)

アイ・バルクアの試みは2014年のヨルダンに始まり、1人の子どもに1本の木キャンペーンの傍ら、農家の市場動向に連動して、小規模農家の生産物、特に農家の女性の生産物を販売しすることで、経済的自立に手を差し伸べています。

その後、プロジェクトは

  • 8つの村にまで広がりました。
  • 植樹キャンペーンは、バヨウンダ村で、1家族に10本の木にまで拡大し、その数は、果樹や固有種の木6200本、薬用植物1万5千本に達しました。活動は女性たちとの協働によるもので、キャンペーンの対象となったコミュニティの近隣地域の力を借りて進められています。
  • パーマカルチャーの訓練センターを開設しました。
  • 地域の農家による協同組合を再開しました。
  • 45人の子どもたちとクリエイティブなクラブを主催して、温かい食事を提供しました。
  • 2つのフードフォレスト兼自生植物の栽培園を設立を企画し、アイ・アルサの自治体に生体回復をもたらしました。

プロジェクトはすべて女性によって主導・管理されており、女性主導の改革を実証して、コミュニティにおける地域のイスラム教徒の女性像を新たにしています。プロジェクトでは、多くの農家や若者、女性が環境に優しい経済の一員となっており、生物多様性の回復、取水、アグリ・ツーリズム、アドベンチャー・ツーリズムに重きを置いて、自然資源の蘇生を続けています。

  • 2021
  • Established Projects

CoRenewal (コ・リニューアル)

コ・リニューアルは第一線で、10年以上にわたって革新的かつエコロジカルな開発ソリューションを提供してきました。活動範囲は、アマゾン川の原油流出に被害を受けた先住民族の支援から、カリフォルニアにおける火災後の流域治水のための動員促進にまで及びます。

この非営利団体は生物多様性の保護し、自然災害や環境汚染がコミュニティと生態系の両方の健全性に及ぼす影響に対処しており、草の根のバイオレメディエーションに、精密な科学的リサーチとコミュニティの技術形成を取り入れてきました。菌類と他の生物をうまく組み合わせることで、コ・リニューアルのプログラムは、革新的なリサーチや、コミュニティ主導の自然を基盤にしたレメディエーション技術を促進しています。

例えば、コ・リニューアルは、現地のコミュニティ・リーダーと連携して、以下のような事業を行なっています。原油汚染が微生物群とエコシステムに与える影響を立証して、シェブロン/テキサコが残した有毒な遺産に直面する、エクアドルのアマゾン川の先住民コミュニティとその居住地を保護しています。バイオレメディエーション法がアマゾン川にもたらす進展を反復して情報提供しています。同様に、コ・リニューアルは連携によって自生の菌類や微生物の能力を精査し、自生の微生物による土壌改良を通して、火災後のエコシステムの回復を推進しました。

  • 2021
  • Established Projects
Photo: CoRenewal (コ・リニューアル)

プロジェクト情報

Dajopen Waste Management Project (ダジョペン廃棄物管理プロジェクト)

ダジョペン廃棄物管理プロジェクトはコミュニティベースの団体で、ケニアのキタレの人々によって結成されました。彼らの使命は市の環境の浄化を支援することで、自治体から排出される固形廃棄物をリユース・リサイクルすることで市内のスラム街の居住者や小規模農家が利益を得られるようにすると同時に、食の安全性を強化するために、付加価値のある有機肥料を作って農家に供給しています。

プロジェクトはこれまでに、16万5千人以上に廃棄物管理やオーガニック農法に関する訓練を、8つの地域団体に多種多様なリサイクル製品を製造するための訓練を提供してきました。プロジェクト事業に含まれるのは、有機性の生分解性廃棄物の堆肥化、乾燥した木の葉やパルプ紙を用いた固形燃料の製造、金属くずを使用した簡単なトウモロコシ処理機の製造などで、小規農家の支援、特に家庭でほとんどの雑事を担う女性を支援しています。プロジェクトは、次から次へと生じる廃棄物の新たなる利用を支援することで、実現可能な事業を創出しています。

ウガンダ(ケニアの隣国)からは市民団体の指導者がプロジェクトに派遣され、廃棄物管理について学んでいます。

  • 2021
  • Established Projects
Photo: Dajopen Waste Management Project (ダジョペン廃棄物管理プロジェクト)

プロジェクト情報

  • Swahili English

Malawi Schools Permaculture Clubs (マラウイ・スクール・パーマカルチャー・クラブ)

マラウイ・スクール・パーマカルチャー・クラブ(MSPC)では、マラウイ北部の先生たちに訓練を提供して、学校の放課後活動としてパーマカルチャー・クラブを運営しています。クラブを通して、生徒たちはパーマカルチャーの概念やスキルを学んだうえで、学校の農場でポリカルチャーによる複合的な農場を実践し、土地に根差した農作物を育てることができます。

開業6年を迎えた現在、MSPCと協同する学校は22校に増え、参加者の数は2千人、訓練を受けた先生の数は120人以上になりました。MSPCは講義セットを開発して先生たちに訓練を行なってツールや種子といった基本的な情報を提供し、学校の開校を援助する一方で、プロジェクトに関わるコミュニティの人々の知識を増やす活動も行っています。

また、提携プログラムの立ち上げ準備中で、他地域のNGOを援助して、パーマカルチャー・クラブや先生の支援ネットワークを作ろうとしています。他にも、パーマカルチャー評価ツールキット(PET)の実験的プロジェクトも実施しており、テスト運営を支援して草の根パーマカルチャー・プログラムの影響力の査定を行なったり、さらに規模の大きなパーマカルチャーの動向についてインパクト分析やアクセス可能なツールの正確性を向上させたりしています。

  • 2021
  • Established Projects

Reviveolution (リバイブエボルーション)

リバイブエボルーションは、古代からの知恵を護り広めることを目的としており、人間の全領域の潜在能力を最大限に目覚めさせ、異文化間教育や土地を基盤とした生態系管理、ネットワーク形成を通して、個人やコミュニティ、エコシステムを健やかに育成することを目指します。

2013年以来、リバイブエボルーションはケロ族と密接に連携しており、4つの世界的な大きな集会、部族間の3つの協議、30以上の国際的なイベントに参加して、20回以上のリトリート、50回以上の異文化理解ワークショップや儀式を主催しています。

2017年、リバイブエボルーションは、ペルーの「聖なる谷」にある家族規模農場の購入を援助するスポンサーになりました。構成要素として、リジェネラティブ農業のモデル農場、自然保護区、異文化間のミーティング・学習スペース、儀式のための神聖な地があり、位置付けとしては、先住民族が主導する、地域や世界をまたいだ多角的なエコ・ハブのひとつとなります。

現代ではメディスン・マザー、もしくは「ハンピ・ママ」と呼ばれる自然保護区は、リジェネラティブな活動の指針となることを目指しており、ケチュア族のメディスン・ウーマンが主導して自らの息吹を与えることで、コミュニティと景観に万全の健康をもたらします。

コロナウイルスが蔓延する中、リバイブエボルーションには「文化の通訳」として要請が掛かり、地域の先住民族の農業コミュニティと外国人移住者との間に閉鎖環システムを築き、馬に背負わせて、1万5千フィートの高度にある300以上の家庭に緊急食料を配達し、リジェネラティブ農業に関して、20回以上の話し合いや相互理解のためのセッションの開催を調整しました。

リバイブエボルーションは、自分たちが生命の網と密接な相互連携をとることは、先祖代々伝承された原則を現代の問題に応用するための道のりであり、内部と外部のリジェネレーションを通して、人間も景観もシステムも変革することができると信じています。

  • 2021
  • Established Projects
Photo: Reviveolution (リバイブエボルーション)

プロジェクト情報

The Jupago Kreká Collective

ジュパゴ・クレカ・コレクティブは、2005年、「リモライゴ・トイペ(シュクルー族のウェルビーイング)」の原則に従った生活設計を実現させるために創設されました。先祖の土地を取り戻したあと、彼らは、地に残された土地開発システムからの脱却に努めました。家畜飼育による被食者モデルは、生態系の多様性を破壊して「聖なる自然」の営みや知恵を脅かすものであり、「シュクルー族の生活のあり方」の均衡を乱すものだからです。

このコレクティブは、均衡の乱れた地に農業多様性の再生を促し、慣行を重んじて、先祖代々引き継がれる「生活のあり方」を形作る、いにしえの知恵が宿る神聖な農業の復興を試みています。そこで追及されるのは、生物の多様性と精神の多様性との調和であり、本来、環境に息づいているものです。他にも、カソ・ダ・ボア・ヴィスタという関連団体を立ち上げ、伝統的な農業に関する相談に乗っており、シュクルー族の若者や女性たちが支援を行なっています。

彼らにとって健康とは、自分たちの行動が生み出すものであり、人間、植物、動物、精神、そして母なる地球を癒すことによってもたらされるものです。メディスン・ウーマンは、古代より伝わるヒーリング知識の伝承者であり、ボディ・マインド・スピリットの三位一体の健康を管理します。

  • 2021
  • Established Projects
Photo: The Jupago Kreká Collective

プロジェクト情報

  • Portuguese
  • +55 87 999984985
  • Aldeia Couro D’Antas/Boa Vista – TI Xukuru do Ororubá Pesqueira Pernambuco 55200-000 Brazil

Women’s Initiative Gambia (女性のイニシアティブ・ガンビ)

女性のイニシアティブ・ガンビ (WIG)は、ガンビア共和国で不利な立場にある人びとを支援して、収入や生活水準を向上させるとともに、積極的に環境の改善を行なっています。

中でも地域の構成員のエンパワーメントは、絶対不可欠な要素となっています。プロジェクトは地域の村々に住む地元の女性・若者・障がい者団体を通じて発足され、構成員が自ら声を上げて開発や支援を求めることで、さらなる助成計画や意思決定スキルを得て、コミュニティにおいて効力を発揮する経済団体となれるよう支援しています。

WIGは、70以上もの環境・ 廃棄物管理プロジェクトにおいて、国中で成功を収めています。彼らが提供する技術訓練には、訓練環境浄化や、プラスティックごみの再生プラスティック製品への加工、再生プラスティック製品の商業化などがあります。訓練では代替調理用燃料の製作について学び、廃棄された豆やココナッツの皮など、オーガニックな廃棄物を旧式の木炭に置き換えることで、森林伐採や空気汚染を防ぎます。

他にも多岐にわたるプログラムがあり、例えば、学校の農場、食料と栄養、アグロフォレストリー(森林農法)、パーマカルチャーと養蜂などによって、食の安全を向上させて荒廃した土地を再生し、市場価値のある商品の作成を促進します。

  • 2021
  • Established Projects
Photo: Women’s Initiative Gambia (女性のイニシアティブ・ガンビ)

プロジェクト情報