ラマヴィーヴァは、キューバのグアニグアニコ山脈にあるラ・カタリナで開発中の、パーマカルチャーシステムです。もともとパーマカルチャーの実証システムとして始まったこの取り組みは、現地やそこに住む人々との長年にわたる検討や理解深化のプロセスを経て、ビジョンを進化させ、研修や地域開発を行うセンターとなりました。
ラマヴィーヴァは、社会・生態的プロセスの再生を支援し、豊かな生活に基づいた経済の構築に役立っていきます。地域住民が認識する問題に対して、地域に根差し、参加型のプロセスを通じて構築されたソリューションを提供することで、これを実現していきます。
この取り組み現場は既に、絶滅が危惧される在来魚種を保護・飼育する場であり、これらの魚は地域で食料供給の基盤となっていました。ここはまた、大学生たちが取り組みを行う場であるとともに、バイオコンストラクションなどパーマカルチャーについて、地元住民や訪問者へ継続的な講座を行う場としての役割も、既に担っています。ラマヴィーヴァでは、アイディアを固めるために必要な連携ネットワークや能力を構築しました。そして今後5年間で、地域内や全国レベルで教育研修センターとしての存在を確立する、というビジョンを描いています。