The Cultural Conservancy(TCC)はカリフォルニア州サンフランシスコを拠点とする先住民主導の非営利団体です。1985年に設立され、代々受け継がれてきた知識や実践を先住民の土地で直接的に適用することで、先住民文化を守り、復興させることをミッションに掲げています。
TCCは現地および世界中の先住民(Native/Indigenous)コミュニティと協力しており、プロジェクトはコミュニティの要望に基づいて形成され、伝統的知識の保持者や土地管理の実践者、コミュニティリーダーで構成される先住民諮問委員会(Native Advisory Council) の指導の下、コミュニティ主導で進められます。言語復興や伝統的な彫刻に関するプロジェクトから、先住民の農学や伝統的な土地管理手法に至るまで、TCCの活動において重要なのは先住民が土地や水と結んでいる神聖な関係性を認め、この関係が心身、そしてコミュニティの健康にとって重要だと認めることです。
TCCは「”タートルアイランド”(Turtle Island:一般に北米大陸を指す)」に深く根差しており、ハワイや中央・南アメリカ、モアナ(Moana:太平洋を指す)とも強いつながりを持っています。また、カリフォルニア州の先住民コミュニティへの支援を強化しており、公認部族/主権国家、非公認部族、先住民団体、都市部や部族間における先住民コミュニティなどもこれに含まれます。先住民の若者や年長者たちへのコミットメントも高め、世代間での知識の共有や交換を推進しています。
代表的なプログラムである先住民食文化プログラム(Native Foodways Programme)と、土地プログラムであるHeron Shadowを通じて、TCCは以下の取り組みを進めています: