インテンショナル・プロジェクト賞

画期的なアイディアをお持ちの、一年未満の初期段階のプロジェクトを実行している個人や組織が対象です。

このプライズは、個人、コミュニティ、情熱に溢れた企業、スタートアップのグループや団体などに対し、今後の成長に向かうための強固な基盤作りをサポートします。知識の共有や、トレーニング、戦略立案などに、賞金が当てられることを願っています。またアイディアのを現実化するサポートになる提案などに対しては、常にオープンです。

本カテゴリーには少なくとも4つプライズがあり、それぞれ最高で1万ポンド(約160万円)が授与されます。※ 1ポンド=160円換算

小規模なプロジェクトに対し、少なくとも1団体にアワードを授与することを目指しています。

 

2025年賞の候補にノミネート:

Agro-Pueblos

先住民族による先住民のガバナンスのための団体であるAgro-Pueblosはコロンビア南部のシブンドイ渓谷にて、コミュニティのレジリエンスを高めるべく、現地の食料生産システムを総合的に強化するJAJAÑプロジェクトを展開しています。この取り組みを導く価値観は、現地で暮らすカメンツァ(Kamëntšá)先住民族の宇宙観と一致しています。

このプロジェクトではコミュニティ内に食料や薬用植物の種子や穀物を生産するための苗床を設置し、より広範なコミュニティへ分配することを目指しています。プロジェクトに直接的に関与している世帯の数は120件に上り、苗床は将来的に約12種類の食用植物と8種類の薬用植物を繁殖させられるようになることが期待されています。4年後には1267世帯で構成されるコミュニティ全体がこのプロジェクトの恩恵を享受でき、24,000本の植物の分配および植え付けが為され、気候変動に対する生産的な持続可能性が実現することを目指しています。

食用および薬用植物の入手可能性を向上させると共に、このプロジェクトでは土地にまつわる知識の交流や人々の積極的な参入を支援し、自然との霊的な結びつきを育むことを目指しています。

JAJAÑのスペースはJENABUATAMBAN(仕事や活動における互助を通じて互いに教え合う営み)を可能にしています。これによって社会的な結束を強化し、コミュニティ存続に必要なJAJAÑの構造的な重要性を築くことができます。

  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Agro-Pueblos

プロジェクト情報

  • Spanish
  • Carrera 69A 95-75 Bogotá Cundinamarca 111131 Colombia

Auletta Casa Mia

Auletta Casa Miaは南イタリア・サレルノ県の社会的に疎外された地域に住む若者たちによる、2014年に設立されたプロジェクトです。この地域は毒性廃棄物の違法投棄(有害な廃棄物が無害だと偽られ、この地域に不法投棄されること)やそれに関連する訴訟などの課題に直面しており、加えて現在では、未開の土地を採掘ガス事業目的で利用しようと狙う投機的事業の脅威にも曝されています。

こういった脅威に対応すべく、相互主義や積極的な市民活動から着想を得たプロセスを通じて、土壌や大気、水、そして生物多様性といった共通の資源を守るためにAuletta Casa Miaは設立されました。このプロジェクト委員会はトランスフェミニストのメンバーやエコロジー的アプローチの導入と共に、参加型および集会ベースの手法を採用しています。

これまで行われた活動は以下の通りです:

  • 公開集会、抗議、コミュニティミーティング
  • コミュニティガーデンなどの再生型プロジェクト
  • ポピュラーシアター(大衆映画館)、コミュニティシネマ
  • リサイクルおよび再利用、そして物々交換ワークショップ
  • 街の清掃を行うエコロジカルウォーク

Auletta Casa Miaは設立から6カ月のうちに、提案されていたガス・メタンプラントの大規模建設の阻止に成功し、反マフィア調査始動の引き金となりました。18歳未満の25名以上の若者の参加を促し、現在ではその若者らが様々な地域活動に参加、その運営に従事しています。

Auletta Casa Miaはこうしたリジェネレーションの旅を続けることを目指しており、過疎化した地域がアグロエコロジーやパーマカルチャー、アート、文化、エコロジーを統合した包括的実践に基づく、新たな市民経済に向けた種を蒔く場所になり得ると信じています。

  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Auletta Casa Mia

プロジェクト情報

Glasbren CIC

Glasbren(ウェールズ語で「若木」の意)はパーマカルチャーのスキルや栄養価の高い地元食材へのアクセスを提供し、コミュニティ規模の農場が果たす生態学的および社会的、文化的再生における役割について探るべく、設立されました。

設立初期、団体は3エーカーの包括的にデザインされた食にまつわる生きた景観を創出し、そこから最大50世帯に毎週野菜ボックスを提供するコミュニティサポート型べジボックスプログラムを実施しました。

パンデミックや生活費危機のなか、GlasbrenはSocial Farms and GardensやUWE Bristol、地方自治体、フードバンク、慈善団体、ウェルビーイングハブなどの団体と提携し、連帯型野菜ボックスプログラムを試行した上で、不平等や食料貧困、廃棄慣習、食に関する健康問題を解決するにあたって農場がどう貢献できるかについて探りました。Glasbrenは季節に合わせた食事や食物栽培に関する無料のワークショップやビデオ、リソースを提供し、現地の子どもや学校とも連携して活動に取り組みました。結果的に、定例かつオープンなコミュニケーションやボランティアプログラム、コミュニティイベント、祝宴会、オープンデイ、そして地域および全国で戦略的パートナーシップを育む形で、自然発生的パーマカルチャーコミュニティを醸成しました。

2023年、Glasbrenは自然や人間、地球のために活動するという使命を抱く134エーカーのナショナルトラスト農場の長期的管理者に選出されました。新しい農場は元の場所からわずか9マイル離れた場所に位置しており、既存のコミュニティネットワークを活用しながら、Glarbrenはコミュニティハブを構築し、アクセスしやすく安全な地元産食料を供給し、このような農場が再生の手段になり得ると示す道しるべ的な存在になることを目指しています。

  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Glasbren CIC

プロジェクト情報

Hub de Negócios Regenerativos

Hub de Negócios Regenerativos(The Regenerative Business Hub:再生型ビジネスハブ)は生命体のように企業が互いに支え合う、新たな形態の組織運営や協働を検証する実験的試みから得た学びを基に誕生しました。これによって企業家たちが一堂に会し、新たな企業家精神を目覚めさせることで、互いに協力しながら生命を大切にすることを目的としたエコシステム(全体的環境・状況)が生まれました。

The Regenerative Business Hubは、地球再生のために活動する個人と企業を結ぶ、深い協力関係が備わったエコシステムです。その目的は、再生型思考やリジェネレーションに向かう心を結び付け、アクションや変革のもつ力を最大化することにあります。流動的で参加型な管理を実現するべくホラクラシー型ガバナンス(Holacratic Governance)に加え、再生型ファイナンスのためにリソースや収益をマッピングする4Dフラックソノミー(分析手法、4D Fluxonomy)を採用しています。この団体は全てのプロジェクトにおける横断要素としてIDGs(内面成長目標、Inner Development Goals)にも取り組んでいます。その活動領域には、ラーニングやインテグラル・ヘルス、コンサルティング、協働、新しい経済、ディープエコロジー、シティトランジション、ネットワーク強化、地域のリジェネラティブデザインなども含まれています。

The Regenerative Business Hubはジェンダーや性的思考、年齢の面で多様性を備える24名の企業家で構成されています。生きた有機体のように組織され、5年後には多くの団体がより調和のとれた持続可能な未来に向けて大きく貢献し、適応・再生プロセスにおいて多くの団体への支援活動を共に生み出し、共に実施することを目指しています。

  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Hub de Negócios Regenerativos

プロジェクト情報

Mawija

WIJAとMAという言葉はバリ語におけるサンスクリット系語彙で「種」や「活動」を意味しています。Mawijaのプログラムは全て、再生型農業やコミュニティ活動、食を通じて人々の気持ちや心、そしてお腹に変革や希望の”種”を届けることを目指しています。

Mawijaは再生型農業を起点に、パーマカルチャーやバイオダイナミック農法、栄養豊富な現地のレシピなどを含む、世代を超えた知識の継承を通じて、年齢を問わずバリのあらゆる人々が誇りを持つことのできるような協働的ムーブメントを構築しようとしています。

Mawjiaは以下の方法で、食を通じて人々のつながりを実現させます:

  • 料理教室:母親や料理人、農家が対象。
  • 採集教室:農家や料理人、観光客、その他の参加者向け。
  • 食料生産および農業:種子交換や実践的および理論的なトレーニング、有機堆肥作りなど。

また、Mawijaはアクセシビリティを備えたコミュニティスペースの構築を目標としており、そこでは以下の活動が行われます:

  • 知識の共有
  • パーマカルチャーやバイオダイナミック農法の実践にまつわる授業
  • 現地の食材の加工
  • 伝統的レシピの共有
  • 現地の農家とレストランを直接つなぐ試み

向こう5年のうちに、Mawijaはバリのタバナン県に前述のコミュニティ教育センター創設を実現させ、農家や現地住民、観光客、経営者、学校に通う子どもたちや家族に対して平等に支援を提供したいと考えています。今ではもう忘れ去られてしまった食材に再びスポットライトが当たり、土地に癒しがもたらされる場になる予定です。

  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Mawija

プロジェクト情報

  • Indonesian
  • madeinamed@gmail.com
  • Banjar Bengkel, Wongaya Gede, Kecamatan Penebel Tabanan Bali 82152 Indonesia

Natiora Defenders

Natiora Defendersはマダガスカルにおける環境および保全活動にとっての英雄的存在を認め、その存在を促進するために設立された初の団体です。

リジェネラティブな活動は重要ですが、自然資源や経済の健康を回復させるために不断の努力を続けている人々の存在も、彼らが数多の困難を乗り越えながら成し遂げてきた成功を考えれば同じくらい重要です。

マダガスカルでは小規模な漁業コミュニティが環境劣化や魚の個体数減少、違法漁業などを含む様々な課題に直面しており、結果的にコミュニティは社会的および経済的困難に陥っています。また、小規模漁業を営む漁師とその家族は暴力的な脅迫や法的な嫌がらせ、家への放火といった環境犯罪者(environment offenders)からの様々な脅威にも曝されています。多くが海の環境を守るべく、生死にかかわる状況にも立ち向かってきました。加えて、そのような小規模漁業に携わるコミュニティは遠隔地に位置していることが多く、彼らの声が届きにくいという問題も生じています。コミュニティが直面している困難や、それを克服しようとする膨大な労力は見過ごされることが多いのです。

こういった状況を受けて、Natiora Defendersはその計り知れぬほどの価値ある活動を認めるために「Ocean Defenders Programme」を創出しました。

Natiora Defendersは民間団体や非営利団体代表、そしてNatiora Defendersボードメンバーから選出したパートナーと共同で作成したスコア付けグリッドを通じて、海洋保護活動における10名の英雄的存在を選定しました。このプログラムは選定された人々の認知度と可視性を地域レベルから国際レベルまで高め、潜在的なパートナーや資金提供者へと繋げていくことを目指しています。また、トレーニングや経験の共有を通じて、現地の海洋保護活動家の技術領域における能力を強化することも計画しています。活動を通じて海洋資源の管理や保全にまつわる状況が改善され、生産や貿易が促進されることで経済の再生にも繋がります。

  • 2025
  • Intentional Projects

Pró-Onça Institute

Pró-Onça Instituteはブラジルのセラードのバイオーム(生物群集)に拠点を置く団体です。この地域はジャガーにとって重要な生息地であり、独自の生態系を備えています。

この地域は森林伐採や農業拡大、密猟、そして気候変動に起因して年々気温が上昇し、乾燥も激化しているといった様々な脅威に直面しており、野生生物や自然資源に依存している現地のコミュニティにとっても危機的状況となっています。Pró-Onça Instituteはジャガーの保護や生息地の修復、環境科学分野における女性のエンパワメントに特に注力しながら、生態系の回復と現地コミュニティの関与を組み込ませた包括的アプローチを通じて、そういった課題解決に取り組んでいます。

現地の女性は研究者や調査員、エコツーリズムガイドとしてのトレーニングを受講し、ジャガーや生物多様性の保護を進めつつ、責任あるエコツーリズムを通じて持続可能な収入源を創出しています。保全技術や生物多様性モニタリング、フィールドでの環境修復活動、環境修復活動に関するワークショップを通じて、Pró-Onça Instituteは現地の女性の声を中心にして意思決定プロセスが確実に進められること目指しています。

Pró-Onça Instituteが抱く夢には以下のようなものがあります:

  • 保全活動を主導し、地域やグロ-バルの人々と積極的に関わり合える女性のネットワークの構築。
  • 生息地が修復され、生態系がより健康になり、ジャガーの個体数が回復の兆しを見せること。
  • エコツーリズムを通じてコミュニティが持続可能な経済的実践へと移行し、環境保全とコミュニティのウェルビーイングが調和しながら共存するモデルを示すこと。
  • このプロジェクトを通じて共有された知識が世界中の同様の取り組みにとっての刺激となり、保全活動分野におけるリジェネレーションにまつわるロバスト性の高い運動がより一層醸成されること。”
  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Pró-Onça Institute

プロジェクト情報

Regenar Development Initiative

Regenar Development Initiativeはリジェネラティブ開発およびリジェネラティブデザインのコースに含まれるビジョン構築セッションから生まれました。

創設者たちは再生型の、リジェネラティブな未来における空間を想像するべくこの取り組みに招かれました。Kiwaatuleは湿地帯を豊かにする人間の存在と、人間の豊かにする湿地の存在が共存する、緑豊かな都市回廊として構想されたものです。Regenar Development Initiativeは土地の分割利用によって30以上もの湿地帯が消滅の危機に陥っているというカンパラの現状に対して、代替案を提供するために誕生しました。

設立以来、以下のような活動に取り組んできました:

  • 300名以上の住民が参加した連帯のための地域対話を11回実施
  • 17名の土地所有者と個別に会話し、そのうち15名が土地の共同管理に対して前向きな姿勢を示しました。
  • Kiwaatuleの本質や”Obuntu Living Drum”としての潜在的可能性を明らかにする初の「空間の物語(Story-of-Place)」を作成。この物語は、生物地域生態系の修復と更新の物語を響き渡らせ、再生型都市の未来、空間における霊的な守護、そしてコミュニティ主導の生態系管理に関する未来予想図を世界に向けて提示しています。

主な学びとして、土地所有者は土地統合による再生のもつ潜在的価値の向上に期待しているものの、安定した所有権と透明性のあるガバナンスに関する保証を必要としていることが明らかになりました。また、団体は先住民の哲学Obuntu(ウブントゥ)を中心に据えることが、コミュニティの結びつきを再び強めるといった住民の願いに深く共鳴することも発見しました。

Regenar Development Initiativeの将来計画には以下の通りです:

  • 意欲的な土地所有者を集め、共通目的に沿った協働ガバナンスのフレームワークを共創するワークショップを開催
  • 国土省、環境管理機関、カンパラ市当局と共に、ビジョンを政策的枠組みに統合するためのセッションを実施
  • Kiwaatuleの230エーカーの土地を再生するために、土地所有者、政府機関、学者、インパクト投資家の興味を引き、コミットメントを促す土地利用ゲームを開発するための基盤を構築。その後、Nalubaagaバイオリージョンの約1000エーカー全体へ、最終的にはカンパラの湿地バイオリージョン全体へと拡大予定。
  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Regenar Development Initiative

プロジェクト情報

Regenera Oiapoque – Bioeconomy in the Amazon Forest

Regenera OiapoqueはEcoUniversidadeとXime Lavi先住民グループとの協力から生まれた変革的な取り組みです。

先住民の知識を尊重し、参加型共同作業に取り組むこのプロジェクトは、気候変動による様々な課題に直面しているAldeia Mangaコミュニティの女性達のためにリジェネラティブな未来を築くことを目指しています。このコミュニティはXime Laviグループが拠点を置く場でもあります。

プロジェクトのアプローチには種子の収穫と再植のための持続可能なシステムの確立も含まれており、リジェネラティブな企業家精神のための再現可能モデルを創り上げています。また、地域の生態系において資源のマッピングを実施し、森林資源の持続可能な利用を叶えることで女性たちが原材料を責任もって管理できるようにし、自治やレジリエンスの促進に取り組んでいます。

この取り組みは以下の事柄を目指しています:

  • 地域経済の強化
  • 先住民の知識の保存
  • 環境の再生”

プロジェクトはコミュニティが所有する店舗の開設を含む、これまでの取り組みに基づいて構築されており、女性達の事業を拡大しつつ、現地の種子利用も拡大させています。このプロセスは経済的機会を創出するだけでなく、現代的で持続可能な文脈上で伝統的慣習を強調することで文化的再興も後押ししています。

2029年までにRegenera OiapoqueはAldeia Mangaを再生可能な企業家精神の中心地とし、女性主導のビジネスが生物多様性の保護や経済成長を促進し、アマゾン熱帯雨林全体で同様の取り組みに影響を与えることを目指しています。この取り組みは、文化および自然遺産の守護者として先住民女性へのエンパワメントを実施し、人類が再生可能で生物多様性に富んだ未来を築くことができることを示すものとなるでしょう。

  • 2025
  • Intentional Projects

Tender Shoots

Tender Shootsはミャンマーのシャン州南部にあるユワンガン地区にて、青年主導の環境教育およびアクションネットワーク開発に向けて活動している団体です。

ユワンガン地区の先住民はかつて文化的にも環境的にも豊かな多様性を誇る地域に住んでいましたが、現在では無責任な資源採掘や環境保全への理解不足によって、住民を取り巻く状況は大きく変化しています。地域は経済的な発展を遂げましたが、内部の対立がコミュニティ間での統一的な行動を妨げ、結果的に環境の劣化と現地の生物多様性の喪失を引き起こしています。

Tender Shootsはこの現状を打破するべく、先住民の若者に対して以下の事柄にまつわるエンパワメントを推進し、教育を行います:

  • 気候変動
  • 持続可能な開発
  • ジェンダー
  • 責任ある環境および社会的実践にまつわる運動の構築手法

この活動は学校、青年団体、その他の地域コミュニティ団体や個人との協力の下で進められます。教師や環境活動家による教育活動を通じて、植樹や廃棄物管理といった若者主導のプロジェクトを促進し、数年かけて持続可能で責任あるコミュニティを育んでいきます。

Tender Shootsはこの活動を通じて、何十年にもわたりユワンガン地区において生活の基盤となってきた先住民の知識やシステムを復活させ、若く、活力に満ち、信頼のおけるリーダーを育成することを目指しています。

  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Tender Shoots

プロジェクト情報

  • Burmese and English
  • No 1001, U Paw Oo Street, 16 District, Shwe Pauk Kan Township U Paw Oo Street Yangon 11031 Myanmar

Ubuntu Learning Hub Trust

Ubuntu Learning Hub Trustは2022年に設立され、よりレジリエンスを備えた未来や健康的な地球に向けて活動する人々を支援することをミッションとして掲げています。

設立後、すぐにUbuntu Learning Centreを創設し、あらゆる年齢層が利用できるオープンな学習スペースとして、また、より健康的な”母なる地球”と調和した技術をまとめるデモンストレーションセンターとして機能しています。

Learning Centreはサンビアのルサカ州Chongwe郡のChikancila村にある2ヘクタールの敷地内に創設されました。このセンターはアフリカの哲学「ウブントゥ(Ubuntu)」に基づいて設立され、利用者が真の人間らしさについて学ぶ一助となっています。ここは激しい競争社会から抜け出し、自らのために持続可能な未来を築こうとする人々が集まる場であり、彼らが自分自身や自分の家族、そして自身の属するコミュニティのために歩むべき道を見つける場としても機能しています。

Ubuntu Learning Hub Trustは数十年にわたる不適切な土地管理で劣化した農地を再生させるためにアグロエコロジー的実践に取り組んでいます。例を挙げると、”農家主体の自然再生アプローチ(Farmer Managed Natural Regeneration:FMNR)”は土地の在来植物の多くを回復させるのに貢献しました。

訪れる人々は人生の意味を探求し、人生における目的を見つけ出そうとします。彼らのUbuntu滞在期間は様々ですが、その過程で異文化交流を行いつつ、自分自身と地球をケアする方法を学びます。Trustが提供するのは証書などではなく人生を変えるほどの体験であり、地球中心の世界観を自ずから培うための機会なのです。

  • 2025
  • Intentional Projects
Photo: Ubuntu Learning Hub Trust

プロジェクト情報