3名の受賞者が賞金5万ポンドを共有 。
受賞者およびその他のファイナリストのリストは以下をご覧ください。
FPCは、パーマカルチャー、農業生態学、その他の持続可能な実践など、この地域の気候に敏感に対応する多機能農業を発展させるために、1988年にジンバブエに設立されました。
FPCは過去25年間にわたって、農業生態学、認定有機農業、食料の安全保障、付加価値を持たせた食品加工、および農民機関の統合に関わるスキルを向上させ、これらを拡大してきました。
FPCの重要な成果としては以下があります。
LWAは2012年に英国で設立された、草の根民主主義の農民、生産者、林業家、土地労働者で構成される組合員主導の組合です。英国では農業生態学に即した小規模土地労働者が適切に代表されていない格差を埋めるために設立されました。この団体の使命は、組合員の生活を向上させることで、農業生態学、食糧主権、持続可能な林業を基盤として、すべての人にとってよりよい食料と土地利用制度を設けることで、社会的および環境的な正義を促進することです。
政策およびガバナンスレベルでは、構築しようとする社会に必要な変化を擁護し促すような法的および政策手段を発展させ、擁護しています。
成果としては以下があります。
GUPAPは、地域レベル、地方レベル、世界レベルでのアドボカシーキャンペーン、政策に影響を与えるキャンペーン、知識やサクセスストーリー、経験の共有など、レジリエンスを強化し、組織力を構築し、コミュニティをベースとする80のメンバー団体間のコラボレーションを支援しています。
GAPAPは、ガザという困難が長期化した都市の危機的状況に取り組む活動をしています。ガザでは経済的機会が非常に限られ、都市型農業は政策立案者や計画担当者に明確に受け入れられていません。
GUPAPは、西アジアを代表するものや世界食料安全保障委員会(UN CFS)の市民社会メカニズム(CSM)における食料主権のためのアラブネットワークを含む、少なくとも6つの国、地域、世界的なネットワークとワーキンググループに積極的に参加しています。
長年にわたり、GUPAPは以下を実現させてきました。
ジョベンス・ゲヘルス・ダ・フロレスタ同盟は、2011年にブラジル、マレシャウ・タウマトルゴで設立されました。ここでは、森林農業システムに従事する若者のリーダーや労働者の訓練や技能習得を行い、多様な植物、果樹、広葉樹を混生させ、天然資源のバランスを保ち、将来世代のために自然を保護しています。
歴史的に、この地域で食料を手に入れることは難しくありませんでした。あらゆるものが豊富にあったからです。しかし時を経るにつれ、樹木や動物、魚といった種が姿を消し始めました。人間が消費することで徐々に森林が破壊され、「自然と緊密に接して生きるすべての人を懸念させる」との説明がなされるような食糧危機につながりました。
この同盟はこれらの劣化した地域の再生に焦点を当てており、この地域の果樹種や樹木種の植林と森林再生を行っています。また、養蜂や野生動物の管理など、さまざまな生態学的生産への投資にも焦点を当てています。自治体とわが地球の現在および未来のために生態学的計画を展開しています。
ブルーム・ネットワークは、再生文化に取り組む人々とプロジェクトの国際的なコミュニティです。ブルームの地域支部は会合と実践的な行動を通して、前向きな社会変化をもたらす幅広い運動全体で能力を強化し関係性を構築しています。一般の人々がこれらの運動について知り、参加できるようにもしています。 一般の人々と一緒に、社会的平等、食料の安全保障、気候回復をもたらし、共通点を見出すために芸術を手段として利用しています。
この団体は2016年に設立され、仲間同士が主導する組織になりました。このおかげで、地域社会に実際に関わる現場のリーダーも協働の仕方について指導することができ、再生に向けたリソースを分配活用できるようになりました。
3万人以上が参加し、6大陸で50以上の地方支部ができました。 ブルームの地方支部を通して50を超える取り組みが誕生しています。 地域での具体的な成果としては、地元の食材を扱うものや、地域的な再生やホリスティックな起業家精神をテーマにしたフェスティバルがあります。こうしたフェスティバルでは毎回1万人以上が参加し、地域でよりよい連携を構築したり、地元経済を盛り上げたりしています。
コモンランドは、土地回復経済の進展を活性化させるべく国際的な専門家と投資家によって2013年に設立されました。 自然で肥沃な土地の回復に準拠した経済へ移行するための実践的な枠組を提供することを目指しています。
コモンランドは、20年間に、3カ所で4つの成果を上げることを目指しています。 この4つの成果枠組は、健全な土壌と生物多様性、治安と仕事、創造と希望、持続可能な収入という4つの測定可能な成果に焦点を当てることで、劣化した生態系を一変させるというものです。 これはどの生態系でも機能する柔軟なアプローチで、地域的な状況をすべて考慮し、生物多様性を回復させ、持続可能なビジネスを増やします。
コモンランドは、実践、政策への影響、資金調達、すべての利害関係者と協力して長期的な土地構想を共同作成するなど、主だった分野で支援を行うことでこれを実現しています。
XR Youthは、積極的に連帯を実践する若者主導の環境団体として、解放を求めて取り組みを行っています。 先住民や地元の地域社会と連帯して、白人至上主義、ヘテロ家父長制の支配、帝国主義、種差別、あらゆる形態の抑圧に抵抗しています。
XR Youthは、連帯をベースにして若者を動員するべく協働した結果誕生しました。 アクションを考え出したり、イベントやキャンペーンを行なったりしています。この団体の取組は、抑圧的な考え方と決別し、非暴力を具体化する方法を学びながら、どう生きるか、抵抗していくかという質問に対する答えなのです。
XR Youthが作り出した場やきっかけとして以下があります。
KaGPWDは、持続可能なコミュニティの発展を推進する上で、包摂を確保し、公平性を求める取り組みを行うことにより、カセセ地区の障害者、その家族、コミュニティをエンパワメントしています。 障害者が直面していた差別や孤立、排除、そしてウガンダにおける環境管理危機の両方に対応するために、障害を持つ人びとによって1995年に設立されました。
包括的かつ全体的なコミュニティの発展アプローチを、以下につながるルートとして活用しています。
パーマカルチャーの倫理と原則を有し、実践するコミュニティをエンパワメントすること。
字を学べずに貧困に陥るという循環を断ち切るために、障害のある子どもと若者が公教育を受けられるようにすること。
障害者が無理のない費用でリハビリテーションを利用し、ケアを受け、発達に必要な活動に公正かつ完全に参加できるようにすること。
無理のない費用で飲料用、衛生用、灌漑用のきれいな水を使えるようにすること。
起業家精神を通じて障害者のエンパワメントをサポートすること。
成果として、パーマカルチャーの設計、森林農業、再生に関わる2450人にトレーニングを行いました。トレーニングを受けた85%がすでにパーマカルチャー、農業生態学、再生農業を実践しています。また、地域に掘削孔を4カ所設置し2300世帯が利用できるようにしました。 59エーカーの土地を回復させました。 6エーカーの食用林を活用してオーガニックフードの生産を続けています。
ラ・ホンケラは有機農園であり、スペイン南部において再生農業の導き手となりつつある村です。ラ・ホンケラ農園の中心は、起業家や熱心な生産者、学生、学者から成るコミュニティがあります。ここの目的は、再生化を実践し、村と地域社会を再活性化させ、経済活動を生み出し、土壌の肥沃度、水管理、生物多様性を考慮して劣化した自然圏を回復させることにより、ラ・ホンケラを再生産可能な農園として発展させることです。
1100ヘクタールあるラ・ホンケラ農園とそのリジェネレーション・アカデミー(ワークショップと講座を提供)は共生する形で共存しています。農園は土地と基盤整備を推進し、リジェネレーション・アカデミーは農園が景観や生物多様性を回復させ、持続可能な利益を上げるための決定を行えるよう支援しています。
ラ・ホンケラは村の廃屋を修繕して起業家や若者が住めるようにし、農園と近隣コミュニティの劣化した生態系を回復させために学んだり働いたりできる場を作りました。
パーマユースは、私たちが地球規模で複数の危機に直面していることを認識しています。若者たちがつながって、1つしかない地球で生活し、再生していくために必要な考え方とスキルを学び、新たに登場したこの文化を盛り上げる場を意識的に設けています。
2019年の気候変動マーチとエクスティンクション・レベリオンのアクションに端を発して以来、パーマユースは、若者が中心となったパーマカルチャーを学ぶコミュニティから、6大陸で若者(および若者を支持する人々)をつなぎ、刺激を与えあい、世界中の政治家やインフルエンサー、作家、科学者、著名人、コミュニティリーダーなどと対話を重ねる世界規模の運動体に発展しました。パーマユースのメンバーは、都市や難民居住地区、エコビレッジ、南北半球にあるインディアン居留地に住む若者まで多岐にわたっています。
パーマユースは、若者がパーマカルチャー教育を受けることができ、地域で行動を起こせるように支援を受け、パーマカルチャーの視点で未来をとらえなおす動きに参加することを決意しています。 パーマユースはとりわけ、毎月、フェスティバルやアートプログラム、会合、ワークショップを行なったり、グローバルなコミュニティプラットフォーム、ポッドキャスト、地域支部、近隣地域での拠点を提供したりしています。300人以上の難民の若者がパーマカルチャーに関する認定証を取得したり、種子や道具を入手できるように資金を調達しました。